モエレゼネラリスト（2004年生、母ハイエストビッド）

モエレゼネラリスト（2004年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋万能選手」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアルカング（当時16歳）と交配したハイエストビッドが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、中央平地6戦0勝、地方27戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村和夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

5月11日、デビュー戦は小嶋久輝騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒビキウィンにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

5月18日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（札幌(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小嶋久輝騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた5戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた6戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた7戦目は、2歳（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた8戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた9戦目は、2歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小嶋久輝騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた11戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小嶋久輝騎手（8戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

11月2日、連闘で迎えた12戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小嶋久輝騎手（9戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はサンタフェと並んで1着同着となった。

11月26日、中2週で迎えた13戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

3歳（2007年）

1月27日、中8週で迎えた14戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた15戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた16戦目は、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

4月7日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

4月14日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

5月30日、中6週で迎えた19戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、3歳T1（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

6月13日、中1週で迎えた20戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた21戦目は、3歳T1（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧毅騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた22戦目は、3歳T1（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧毅騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

8月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の神戸ビーフ特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

8月23日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、あわじたまねぎ特別（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は小牧毅騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

9月20日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧毅騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた27戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた29戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、椎堂特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた30戦目は、化石発見!丹波竜特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小牧毅騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（8戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた32戦目は、菊正宗特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧毅騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4歳（2008年）

1月16日、中2週で迎えた33戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は三野孝徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。