スイートジョディ（1989年生、母スイートテイタニア）

スイートジョディ（1989年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時8歳）と交配したスイートテイタニアが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地22戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の千葉テレビ杯(900万下)。

経歴

デビュー前

田中和夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

3月28日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミスターコトブキに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月19日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

7月12日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったリリースマイルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月15日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のオカノスズランに1馬身3/4の差をつけてファンの期待に応えた。

9月19日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の習志野特別（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡部幸雄騎手（6戦2勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

12月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部幸雄騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4歳（1993年）

1月5日、中2週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

2月7日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエンジェルフェイスを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

3月14日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の晩春ステークス（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は岡部幸雄騎手（9戦3勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の府中ステークス（東京芝1600m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（10戦3勝）。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後は失速してしまい17着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月18日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の習志野特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたライラックスマイル決め手に屈してアタマ差の2着となった。

10月23日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（11戦3勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下のTVKテレビ賞（東京芝2400m 晴/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブランディニーを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って4勝目をつかんだ。

5歳（1994年）

1月9日、中2週で迎えた22戦目は、ジャニュアリーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（12戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。