ジョウノリリー（2006年生、母エスカベッシュ）

ジョウノリリー（2006年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋百合」。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時21歳）と交配したエスカベッシュが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方28戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2九。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月10日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は398kg。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったフレンドリードレスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月21日、中7週で迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3歳（2009年）

1月17日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

3月15日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい16着に敗れた。

6月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

8月15日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。17頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

8月29日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、6着に終わった。

9月18日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、ももいろ珊瑚特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

9月27日、連闘で迎えた13戦目は、一般Aイ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月2日、連闘で迎えた14戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の珊瑚冠賞（高知ダート1900m 小雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた15戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた16戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は上田将司騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた17戦目は、一般Aイ Bイ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（3戦0勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた18戦目は、一般A3 B2（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた19戦目は、一般Aイ Bイ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は上田将司騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた20戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた21戦目は、一般Aイ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は上田将司騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた22戦目は、年末年始は馬次第特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

4歳（2010年）

1月12日、中1週で迎えた23戦目は、笹木美典騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた24戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた25戦目は、四万十街道ひな祭特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた26戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月25日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、一般A2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で西森将司騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた28戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で西森将司騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた29戦目は、YU競馬ツアー特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で西森将司騎手（5戦0勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた30戦目は、海びらき特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西森将司騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた31戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

7月5日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2四（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月12日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のリュウノパトラに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月19日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

7月24日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

8月2日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で沢田盛夫利騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったカヌマサクラに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月7日、連闘で迎えた37戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（6戦1勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。