コウマンジョイナー（1987年生、母ニツトウスミレ）

Koman Joyner

1987.05.04

コウマンジョイナー（1987年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビゼンニシキ（当時6歳）と交配したニツトウスミレが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日東牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

工藤嘉見厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

4月22日、デビュー戦は北川和典騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（福島芝1800m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は468kg。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を5馬身以上離して、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、ザッツライトに交わされて2馬身半差の2着となった。

5月4日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（福島ダート1000m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

10月20日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

11月3日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のマチカネカグヤマに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月1日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の高山特別（中京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内山正博騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

4歳（1991年）

5月3日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1400m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で内山正博騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた9戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。