サクラアンジェリカ（1985年生、母アンジエリカ）

サクラアンジェリカ（1985年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時11歳）と交配したアンジエリカが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下(牝)。

経歴

デビュー前

境勝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

12月5日、デビュー戦は小島太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

3歳（1988年）

2月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカネベニハナに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月19日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で小島太騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島太騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島太騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったタニノアラモードをクビ差捉え切れず2着となった。

6月12日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小島太騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のイーグルロマンに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月25日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の羊ケ丘特別（札幌ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で小島太騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。