コウザンダンサー（2012年生、母ランタナ）

コウザンダンサー（2012年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のヴリル（当時11歳）と交配したランタナが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方27戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北星村田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、門別牧場から「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、山下良子によって280.8万円で落札された。

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

6月21日、デビュー戦は義英真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は404kg。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

3歳（2015年）

2月7日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

3月1日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた4戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

5月2日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオオハナビに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず最後はパレスヘイローと並んで4着同着となった。

6月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺博文騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺博文騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったコスモエルタニンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺博文騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るテイエムトナカイを上がり2位の末脚で半馬身差し切って優勝

7月20日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺博文騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月9日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺博文騎手（7戦2勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月18日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で渡辺博文騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

9月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で渡辺博文騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で渡辺博文騎手（10戦2勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で渡辺博文騎手（11戦2勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で渡辺博文騎手（12戦2勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で渡辺博文騎手（13戦2勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上C2 48（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で渡辺博文騎手（14戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月14日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で渡辺博文騎手（15戦2勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で渡辺博文騎手（16戦2勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2 49（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は18戦連続で渡辺博文騎手（17戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったアポロパトリックに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月23日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は19戦連続で渡辺博文騎手（18戦2勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のキタサングットマンを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

4歳（2016年）

1月11日、中2週で迎えた24戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、ネクストジェネレーションカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（19戦3勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた26戦目は、オッズパーク杯（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（20戦3勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（21戦3勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺博文騎手（22戦3勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2 43（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた30戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（23戦3勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月10日、連闘で迎えた31戦目は、4歳以上C2-30（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（24戦3勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。