リアルクリス（2013年生、母チェリッシュレディ）

リアルクリス（2013年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部。本物のクリス」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時14歳）と交配したチェリッシュレディが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトファーム。戦績は、中央平地2戦0勝2着1回、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2017年のバレットブローニング賞(一般B2三)。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

7月26日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月5日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったベルゼブブに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2017年）

11月13日、約26か月半の休養明けで馬体重を前走から36kg戻して迎えた3戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B2七（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた4戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のオウシュウソングに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月23日、中3週で迎えた5戦目は、バレットブローニング賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のプラウドワンダーに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5歳（2018年）

5月27日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、新食感!岩手・盛岡純米めん賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。