サファリノーザン（1986年生、母ヒロノロビン）

サファリノーザン（1986年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時12歳）と交配したヒロノロビンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地22戦1勝2着1回、地方17戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

田子冬樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

10月9日、デビュー戦は石塚信広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石塚信広騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた3戦目は、成島正規騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石塚信広騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石塚信広騎手（3戦0勝）。19頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

3歳（1989年）

1月14日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石塚信広騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で石塚信広騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で石塚信広騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた9戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月26日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイノホワイトに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月22日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石塚信広騎手（7戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

4月30日、連闘で迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石塚信広騎手（8戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず3着に敗れた。

5月7日、連闘で迎えた13戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石塚信広騎手（9戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は横田雅博騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1700m 小雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は成島正規騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のセントラルドラゴンに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月23日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で成島正規騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で成島正規騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の春日山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で成島正規騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

9月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上400万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で成島正規騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下の松川浦特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は石塚信広騎手（10戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4歳（1990年）

2月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石塚信広騎手（11戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

4月17日、中9週で迎えた23戦目は、三坂博文騎手を鞍上に迎えて、卯月特別（上山ダート1700m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた24戦目は、皐月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三坂博文騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三坂博文騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三坂博文騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で三坂博文騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で三坂博文騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で三坂博文騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で三坂博文騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月10日、中6週で迎えた31戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1991年）

4月27日、約4か月半の休養明けで迎えた32戦目は、一般（盛岡ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月8日、中5週で迎えた33戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた34戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺正彦騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、一般（盛岡ダート1420m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺正彦騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月20日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた36戦目は、一般（盛岡ダート1420m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺正彦騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月5日、中1週で迎えた37戦目は、一般（盛岡ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺正彦騎手（6戦0勝）。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた38戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺正彦騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた39戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で渡辺正彦騎手（8戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。