ダンツフローラ（1998年生、母ジンシリウス）

ダンツフローラ（1998年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンツシアトル（当時8歳）と交配したジンシリウスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は杉元四男。戦績は、中央平地11戦0勝2着2回、地方6戦1勝2着1回。2000年のひまわり賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

7月22日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

8月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したマルシゲサンデーを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダンツタイムリーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月2日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

3歳（2001年）

1月29日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳戦のノカイドウ特別（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコウセイロマンを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

2月5日、連闘で迎えた8戦目は、3歳戦のミヤマキリシマ特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で幸英明騎手（7戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタカクマレンザンに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で幸英明騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた10戦目は、田中亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のれんげ賞（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

7月23日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、えびの特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は幸英明騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた13戦目は、大隅特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた14戦目は、霧島賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（12戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、5着に入り込んだ。

9月16日、中1週で迎えた16戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

9月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の燕特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。