デアリングエア（2022年生、母デアリングバード）

デアリングエア（2022年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「大胆な+後継者。母名、三冠馬である姉より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時12歳）と交配したデアリングバードが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長谷川牧場。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

12月21日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。17頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3歳（2025年）

1月11日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

3月15日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のシャイフを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

6月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、和田陽希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

8月9日、中8週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの厚岸特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月16日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田陽希騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。