クリノチャンプ（2020年生、母ユキノチャンプ）

クリノチャンプ（2020年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部。父の様なチャンピオンを目指して」。毛色は鹿毛。種牡馬のファインニードル（当時7歳）と交配したユキノチャンプが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は川端正博。主な勝ち鞍は2024年の4歳以上C3二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川端正博から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、栗本守によって1,265万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

6月17日、デビュー戦は秋山稔樹騎手を鞍上に据えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びを欠き15着に終わった。

7月25日、中4週で迎えた2戦目は、3歳戦の能登巌門賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

9月8日、中5週で迎えた3戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた4戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、イナウィンクに交わされて6馬身差の2着となった。

10月6日、中1週で迎えた5戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4歳（2024年）

2月13日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、タンバグリにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

2月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長谷部駿弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオースミプリンセスに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月9日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷部駿弥騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ディアマキニスタに交わされて4馬身差の2着となった。

4月29日、中2週で迎えた10戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、キャプテン渡辺園田競馬来場記念（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ナムラデュランに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月23日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

9月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた12戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた13戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ココリヴァルキリーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月11日、中1週で迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ヴラマンクに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月29日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のテーオースミスをハナ差振り切ってファンの高評価に応えた。

12月31日、中8週で迎えた16戦目は、年忘れ7ハロン（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に敗れた。

5歳（2025年）

1月14日、中1週で迎えた17戦目は、両月町7ハロン（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウギシオーにクビ差届かず2着に惜敗した。

1月28日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は長尾翼玖騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月11日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

6月27日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のワレラホシノコを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

7月18日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったストレリチアに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月6日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

8月20日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のスタビライザーを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

9月11日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（7戦3勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（8戦3勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた27戦目は、高橋愛叶騎手を鞍上に迎えて、鳥取食パラダイス畜産物特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

11月13日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋愛叶騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。