フジベガ（2005年生、母ボーイントンキャニオン）

フジベガ（2005年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時9歳）と交配したボーイントンキャニオンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、佐藤信広から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、啓愛義肢材料販売所によって1,260万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月23日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3歳（2008年）

2月17日、中8週で迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

4月20日、中8週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

6月22日、中4週で迎えた7戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太一騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月26日、中2週で迎えた9戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイスンファーストを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

8月23日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦1勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

4歳（2009年）

3月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は小島太一騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

10月24日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5歳（2010年）

1月14日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトーセンライジングを3/4馬身振り切って久々に白星を挙げた。

2月16日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で林幻騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のキャッスルスピカに3馬身の差をつけて勝利をモノにする