ダービーキッド（1990年生、母ロマンダービー）

ダービーキッド（1990年5月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカコバン（当時10歳）と交配したロマンダービーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道中川郡幕別町、生産者は（有）ダービースタッド。戦績は、中央平地16戦1勝、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

富田六郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

4月3日、デビュー戦は伊藤暢康騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた3戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

6月26日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、柏崎正次騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1700m 小雨/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

7月17日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柏崎正次騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

8月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柏崎正次騎手（2戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい17着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柏崎正次騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柏崎正次騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

9月19日、中2週で迎えた10戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた11戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂本勝美騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るチアフルレーサーを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

12月4日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂本勝美騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

4歳（1994年）

1月5日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂本勝美騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はバテてしまい16着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた17戦目は、渡部秀一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。