ミッキーポリス（2006年生、母イキナオンナ）

ミッキーポリス（2006年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋警察官。レースで全ての馬を捕まえて欲しい」。毛色は鹿毛。種牡馬のマリエンバード（当時9歳）と交配したイキナオンナが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方15戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の松井駿祐記念。

経歴

デビュー前

当歳のとき、金成吉田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、金成吉田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月3日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 小雨/不良）に出走。馬体重は490kg。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

12月14日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた3戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

3歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の牡丹賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた10戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカキツバタイーグルに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のマルタカテイオーをアタマ差振り切って断トツの支持に応えた。

7月8日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の松井駿祐記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカムイヒカルに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月7日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の昌稀2歳記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた16戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤友則騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の山☆久保家の6匹の子供達杯（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤友則騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた18戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤友則騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた19戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったジョイチャイルドに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月11日、中1週で迎えた20戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコパノカチーノに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月17日、中4週で迎えた21戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のブラストタリスマンに1馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

4歳（2010年）

2月25日、中9週で迎えた22戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、桃花特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月26日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。