スロクフルラード（1992年生、母スロクイザナミ）

スロクフルラード（1992年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニッポーテイオー（当時9歳）と交配したスロクイザナミが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）勝川牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

7月17日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

10月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3歳（1995年）

1月14日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったユーワケリガンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月5日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったナルトハヤブサにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

2月25日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアンバーユーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月19日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で木幡初広騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

4月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、4歳500万下のわらび賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で木幡初広騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

8月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（9戦1勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、コスモトップレディにクビ差交わされて2着となった。

11月12日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のサクラトニーオーを半馬身振り切って2勝目を手にした。

12月16日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（11戦2勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したダイワグラマーにクビ差届かず2着となった。

4歳（1996年）

1月13日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の初茜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（12戦2勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（13戦2勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた19戦目は、S.キャンベル騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’96セレブレイションカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初広騎手（14戦2勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったカイシュウニシキに詰め切れず、8馬身差の2着となった。