カシノマイハート（2004年生、母ホットマイハート）

カシノマイハート（2004年1月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時8歳）と交配したホットマイハートが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地22戦1勝、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリエント牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、オリエント牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって357万円で落札された。

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月8日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

8月27日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月2日、連闘で迎えた3戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナンゴクプラネットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月7日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた5戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた6戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のあけび賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた7戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた8戦目は、2歳500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

3歳（2007年）

1月21日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた10戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は上野翔騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた12戦目は、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2008年）

1月27日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上野翔騎手（2戦1勝）。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では最後まで息が続かず18着に終わった。

2月10日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた15戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に終わった。

4月27日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は宇田登志夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月11日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宇田登志夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた19戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は宇田登志夫騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

7月19日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

8月3日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は宇田登志夫騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は上野翔騎手（3戦1勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は宇田登志夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。