ドナトウショウ（1984年生、母ポリートウショウ）

ドナトウショウ（1984年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時11歳）と交配したポリートウショウが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

森末之助厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

8月2日、デビュー戦は蓑田早人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したダイナセキトに3/4馬身届かず2着に敗北した。

9月13日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホシヌーベルを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月4日、中2週で迎えた4戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下のりんどう賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳400万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた6戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下の黄菊賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳400万下の寒菊賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

3歳（1987年）

1月5日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの新春4歳牝馬ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

2月7日、中4週で迎えた9戦目は、3歳オープンのヒヤシンス賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（6戦1勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

8月23日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蓑田早人騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蓑田早人騎手（8戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

10月25日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の西湖特別（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったベルレディに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4歳（1988年）

3月5日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、5歳以上400万下の下呂特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は蓑田早人騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（10戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（11戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑田早人騎手（12戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のツジノマツカゼを半馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

6月5日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蓑田早人騎手（13戦2勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の鶴ケ城特別（福島芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は田村正光騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（福島芝1700m 曇/不良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（14戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた21戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた22戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝1200m 曇/重）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着を確保した。

9月25日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上400万下（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月23日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上400万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

11月20日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（15戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったスーパーブラックに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（16戦2勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5歳（1989年）

1月16日、中3週で迎えた28戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（17戦2勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のセイランロードをハナ差振り切って3勝目を手中に収めた。

2月11日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。