バカラ（2017年生、母プラントパラダイス）

バカラ（2017年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「カジノで最も高額な掛け金が動くギャンブルの一つ」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時14歳）と交配したプラントパラダイスが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は小泉牧場。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月24日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。馬体重は520kg。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたヴォルスト決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月31日、連闘で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るルベルアージを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月8日、中2週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

3歳（2020年）

4月11日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

11月4日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、大和川特別（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月22日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

2020年11月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2021年）

1月14日、中7週で迎えた9戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のロングアンドワインディング2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた10戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に敗れた。

3月9日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、木本直騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた12戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、ラジオ関西特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

5月6日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は木本直騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

5月20日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木本直騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木本直騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。