クリノツーイーソー（2012年生、母クリノオードリー）

クリノツーイーソー（2012年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋字一色（麻雀用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のトーセンダンス（当時10歳）と交配したクリノオードリーが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）近藤牧場。戦績は、中央平地18戦0勝、地方12戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上C1三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、近藤牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月16日、デビュー戦は伴啓太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は424kg。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

8月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に敗れた。

12月21日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3歳（2015年）

2月8日、中6週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた5戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

5月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた8戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた9戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月12日、連闘で迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

7月18日、連闘で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた12戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

9月16日、中7週で迎えた13戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた14戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた15戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた16戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったコホウノカガヤキに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月8日、中4週で迎えた17戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、メイショウアリバダに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2016年）

1月14日、中1週で迎えた19戦目は、松井義正生誕70周年記念（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトリプルスリーに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月27日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のカシノサクセスに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2月18日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C1三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のキングズアフェアーを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

4月7日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた24戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて18着に終わった。

7月6日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた26戦目は、淀川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大山真吾騎手（6戦3勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月24日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた27戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

8月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月21日、連闘で迎えた29戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた30戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。