ヴィルトゥース（2015年生、母ドナブリーニ）

ヴィルトゥース（2015年1月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ローマ神話の勇武、徳の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時13歳）と交配したドナブリーニが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額8,000万円（200万×40口）で一口馬主が募集された。

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

3月17日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は398kg。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた13頭をごぼう抜きし、最後は2着のクリノアリエルに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

7月15日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

4歳（2019年）

6月15日、約11か月の休み明けで迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

10月19日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。

12月8日、中6週で迎えた6戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

5歳（2020年）

2月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

7月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

9月26日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したセルフィーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したトウケイミラに半馬身届かず2着となった。

10月31日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

12月20日、中6週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。