シルキーリノ（1985年生、母シルクガーベラ）

シルキーリノ（1985年5月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のダンサーズイメージ（当時20歳）と交配したシルクガーベラが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はヒサイファーム。戦績は、中央平地21戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上400万下(牝)。

経歴

デビュー前

中尾銑治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

4月29日、デビュー戦は小迫次男騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のセンシュオーカンをハナ差振り切って初白星を挙げた。

5月21日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた4戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳400万下のあさがお賞（福島芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた5戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の鬼怒川特別（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた6戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたトラフィライト決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月3日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の八海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の鳥海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着を確保した。

10月1日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

11月6日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小迫次男騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4歳（1989年）

6月18日、約7か月半の休養明けで迎えた11戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったレインボーロマンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月9日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（新潟ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（5戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウイニングベットを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

7月30日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下の鳥海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下の八海山特別（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯沢誠治騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5歳（1990年）

6月17日、約9か月半の休み明けで迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯沢誠治騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯沢誠治騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の鳥海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で蛯沢誠治騎手（11戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で蛯沢誠治騎手（12戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で蛯沢誠治騎手（13戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

9月1日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の八海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で蛯沢誠治騎手（14戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。