ピエナミント（2015年生、母スペシャルフロート）

ピエナミント（2015年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名+ハーブの一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時6歳）と交配したスペシャルフロートが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、本谷兼三によって1,836万円で落札された。

飯田祐史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

9月10日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたデルニエオール決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月9日、中3週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のステラローザに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2018年）

1月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

10月27日、約9か月半の休み明けで迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2019年）

3月10日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマジックバローズを3/4馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

5月18日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

10月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの久多特別（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したシトラスノートを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの醍醐特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2020年）

1月13日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの乙訓特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦2勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

1月26日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの祇園特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月16日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの御池特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

8月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの高田城特別（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

10月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの壬生特別（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鶴見特別（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

11月21日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

6歳（2021年）

1月30日、中9週で迎えた18戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に終わった。

2021年2月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。