バッケンレコード（2022年生、母ホウショウアマネ）

バッケンレコード（2022年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スキージャンプの最長不倒距離」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時14歳）と交配したホウショウアマネが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は清水スタッド。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

6月1日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月6日、中4週で迎えた2戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず3着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったサラコスティに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

12月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田大和騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2025年）

1月11日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田大和騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、5着に終わった。

3月22日、中9週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイアイワイラーパを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月11日、中6週で迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

7月12日、中8週で迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のギュルヴィに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月6日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの出石特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

10月19日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの聚楽第特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったテスティモーネをクビ差捉え切れず2着となった。

11月29日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの栂尾特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。