トーアストーム（1995年生、母トーアシュプール）

トーアストーム（1995年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガミ（当時19歳）と交配したトーアシュプールが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は（有）トーア牧場。戦績は、中央平地33戦1勝2着3回、中央障害4戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

黒坂洋基厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

8月9日、デビュー戦は武藤善則騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた2戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた4戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

3歳（1998年）

2月22日、中9週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は山本康志騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた9戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で18番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は武藤善則騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた12戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武藤善則騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

6月20日、中2週で迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた16戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したトワノエビスオーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月23日、中1週で迎えた17戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったスイートケイにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月13日、中2週で迎えた18戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた19戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったプライヴェイトアイに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた20戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた21戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のフサイチケリーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月19日、中6週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武藤善則騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

4歳（1999年）

2月27日、中9週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5月9日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

6月26日、中6週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武藤善則騎手（7戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（9戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（10戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武藤善則騎手（11戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武藤善則騎手（12戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

5歳（2000年）

1月30日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた34戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月19日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた35戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に57kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた36戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったレイズスズランから約21馬身差の2着に敗北した。

4月2日、中2週で迎えた37戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。