カシノエタンセル（2021年生、母コンサートクィーン）

カシノエタンセル（2021年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+火花、輝き(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアクター（当時10歳）と交配したコンサートクィーンが24歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はマルゼン橋本牧場。主な勝ち鞍は2024年の一般C2 24。

経歴

デビュー前

1歳のとき、橋本牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって330万円で落札された。

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月15日、デビュー戦は土田真翔騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（新潟芝2000m 小雨/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で土田真翔騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で土田真翔騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月24日、中5週で迎えた4戦目は、2歳戦の2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で土田真翔騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

3歳（2024年）

1月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で土田真翔騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

1月28日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で土田真翔騎手（5戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

8月3日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で土田真翔騎手（6戦0勝）。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが鈍く17着に終わった。

9月7日、中4週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた8戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた10戦目は、SAGAリベンジャーズ×ドリームシリーズ（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた11戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた12戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2 24（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のクッキークリームを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2 16（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

4歳（2025年）

1月5日、中2週で迎えた15戦目は、UMATENA賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中純騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた16戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、2025M&Kジョッキーズカップ第1戦（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた17戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、一般C2 19（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2 18（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中山蓮王騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた19戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は田中純騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月30日、中3週で迎えた20戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、郷土の誉れレジェンド的場文男賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2 18（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2 17（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島拓騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したバティックオーレを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

5月17日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2 13（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブリックスダールをハナ差振り切って2勝目をつかんだ。

5月25日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-6（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は田中純騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したウメテマリにクビ差届かず2着となった。

7月12日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（11戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフライトブルーを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月24日、中5週で迎えた28戦目は、佐藤有里香さん来場記念（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（12戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマウッチャリに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月7日、中1週で迎えた29戦目は、クロユリ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（13戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた30戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（14戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた31戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（15戦3勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた32戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中純騎手（16戦3勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。