カイソクポリス（2013年生、母ピコピコハンマー）

カイソクポリス（2013年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「快足オマワリサン」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時10歳）と交配したピコピコハンマーが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方11戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の長崎街道彼杵宿特選(C1-2)。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

6月14日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に敗れた。

7月25日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

10月18日、中8週で迎えた4戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったメイショウミラコロに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3歳（2016年）

1月16日、中3週で迎えた8戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6月11日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

7月17日、中4週で迎えた10戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、長崎街道佐賀宿特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、アフリカンブルーに交わされて5馬身差の2着となった。

10月15日、中1週で迎えた12戦目は、長崎街道牛津宿特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、長崎街道小田宿特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月20日、連闘で迎えた15戦目は、シクラメン賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したエフケーパンプキンに半馬身届かず2着となった。

12月25日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、オッズパーク杯（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で長田進仁騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネカグヤヒメを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2017年）

1月9日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で長田進仁騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

1月22日、中1週で迎えた18戦目は、長崎街道嬉野宿特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で長田進仁騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のコパノウィルソンに1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

2月11日、中2週で迎えた19戦目は、長崎街道彼杵宿特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で長田進仁騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシゲルナマハゲに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月26日、中1週で迎えた20戦目は、コーラル特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で長田進仁騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、シゲルナマハゲに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月26日、中3週で迎えた21戦目は、マーチ特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で長田進仁騎手（10戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月20日、中7週で迎えた22戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月8日、中6週で迎えた23戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。