ワンダーゴヴェルノ（2008年生、母オオシマセリーヌ）

ワンダーゴヴェルノ（2008年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋統治機関、政府（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のスキャン（当時20歳）と交配したオオシマセリーヌが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地38戦2勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月13日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（2011年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

1月15日、中0週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

2月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋山真一郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で秋山真一郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず最後はハイエストバイオと並んで10着同着となった。

4月16日、中6週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で秋山真一郎騎手（7戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるニザエモンを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のウォーターメジャーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月17日、中3週で迎えた12戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

9月19日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のテイクエイムに2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

10月22日、中1週で迎えた15戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

4歳（2012年）

1月8日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦2勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

6月10日、約5か月の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

8月4日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

9月17日、中5週で迎えた20戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月7日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

11月17日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は水口優也騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

12月9日、中2週で迎えた24戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

5歳（2013年）

1月6日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は水口優也騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

1月26日、中2週で迎えた26戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は水口優也騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月23日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は長岡禎仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた29戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は水口優也騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

6月26日、中5週で迎えた31戦目は、猪名川特別（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月4日、中5週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（7戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

9月11日、中4週で迎えた33戦目は、藻川特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水口優也騎手（8戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は和田翼騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

11月13日、中4週で迎えた35戦目は、千種川特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

6歳（2014年）

1月13日、中8週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は和田翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

1月25日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（8戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（9戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月8日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（10戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた40戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

5月4日、中4週で迎えた41戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は水口優也騎手（9戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

6月15日、中5週で迎えた42戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。13着に終わった。