ウィズダイヤモンズ（2017年生、母コスモルーシー）

ウィズダイヤモンズ（2017年5月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ダイヤモンドを散りばめて」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時15歳）と交配したコスモルーシーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額4,500万円（90万×50口）で一口馬主が募集された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月15日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は404kg。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

3歳（2020年）

1月6日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

2月29日、中7週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、6着を確保した。

3月21日、中2週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったルリアンにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4月18日、中3週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 雨/重）に出走。17頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るラズルダズルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月22日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの都井岬特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2021年）

2月6日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3月14日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5月1日、中6週で迎えた13戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの姫川特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したディアセオリーにハナ差届かず2着となった。

5月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のホウオウプリンセスをハナ差振り切って制した。

6月13日、中2週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの常滑特別（中京芝2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

7月18日、中4週で迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの高千穂特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5歳（2022年）

3月27日、約8か月半の休養明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの四国新聞杯（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は国分優作騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月7日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの安城特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの御在所特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦2勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に終わった。

7月16日、中6週で迎えた20戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのかもめ島特別（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

8月27日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの西海賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（8戦2勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた22戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの夕月特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

11月5日、中5週で迎えた23戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの蛍池特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

2022年11月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。