ナカノハヤテ（1988年生、母キリハヤテ）

ナカノハヤテ（1988年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマナード（当時15歳）と交配したキリハヤテが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着2回、地方1戦0勝。1991年の中日スポーツ賞4歳ステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

11月11日、デビュー戦は加用正騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は506kg。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

12月1日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で加用正騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

3歳（1991年）

2月2日、中8週で迎えた4戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたホウマンホクオー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンエムチャンプに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3月10日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下のさわらび賞（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマキノマキシマムを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

3月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳G3の毎日杯（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で増井裕騎手（3戦2勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

5月5日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で増井裕騎手（4戦2勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた9戦目は、4歳900万下の白藤ステークス（京都芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で増井裕騎手（5戦2勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた10戦目は、4歳900万下のひめゆりステークス（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で増井裕騎手（6戦2勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のリアルサンマローに1馬身3/4の差をつけて3勝目をゲットした。

6月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で増井裕騎手（7戦3勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったコガネパワーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

10月13日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で増井裕騎手（8戦3勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた13戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で増井裕騎手（9戦3勝）。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず17着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた14戦目は、トパーズステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で増井裕騎手（10戦3勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた15戦目は、G3のウインターステークス（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は加用正騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

4歳（1992年）

1月12日、中3週で迎えた16戦目は、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

7月19日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、小倉日経賞（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた18戦目は、やまなみステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

5歳（1993年）

5月13日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた19戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（三条ダート1600m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に敗れた。