ビューティーハニー（2021年生、母シードパール）

ビューティーハニー（2021年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「美しさ+可愛らしさ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のNew Year's Day（当時10歳）と交配したシードパールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は有限会社吉田ファーム。主な勝ち鞍は2024年のセンニチコウ賞(一般C2四以下牝)。

経歴

デビュー前

伊坂重信厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月2日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は394kg。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

3歳（2024年）

4月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

6月16日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

7月23日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の地方競馬のミスターオリンピア梅ちゃん記念（金沢ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したオンネアを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

8月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のおぱ村上お誕生日おめでとう記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のたんパンやろう生誕!ぶちぬきぃぃぃ記念（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤翔馬騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず3着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた8戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登半島地震復興応援杯（58）特編（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着を確保した。

9月17日、中1週で迎えた9戦目は、おまおじ33歳生誕杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤翔馬騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のソルベックに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月1日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦のセンニチコウ賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミュークロアに約11馬身の大差をつけて2勝目を奪取した。

10月22日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定戦のクレマチス賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤翔馬騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったイズジョーノヒカリに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1十四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤翔馬騎手（6戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレイワガンタンに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。