セルリアンセレーノ（2012年生、母シマノラピス）

セルリアンセレーノ（2012年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋晴天（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時20歳）と交配したシマノラピスが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村本牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方10戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の曽々木大祭特別(一般B2-1)。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

9月7日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

3歳（2015年）

5月16日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

7月10日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の祝葵さん誕生日おめでとう（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコンフェッシオンを半馬身差し切って初勝利を挙げた。

7月16日、連闘で馬体重を前走から15kg絞って迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゲスワットに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

8月19日、中4週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のナゴミに3馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

8月26日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったマイティディーバに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の水野守道バースデー記念（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったテイエムゴーケツに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の立石勝利君卒業記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦3勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦3勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4歳（2016年）

6月1日、約8か月の休み明けで迎えた13戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、馬瀬川特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた14戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

8月9日、中5週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた15戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、曽々木大祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のナムラジョフレに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月28日、中2週で迎えた16戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。