ハクユウヴィグラス（2015年生、母アースエマーブル）

ハクユウヴィグラス（2015年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時19歳）と交配したアースエマーブルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はグローリーファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上C2 23。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グローリーファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、H.Iコーポレーションによって540万円で落札された。

東眞市厩舎（佐賀）へ入厩。

4歳（2019年）

3月3日、デビュー戦は山口勲騎手を鞍上に据えて、4歳以上C2 31（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。馬体重は494kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したドラゴンダナを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳以上C2 45（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクラシーヴァに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月7日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、勝ったエメラルドアイをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

4月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

6月30日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた8戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったエイシンビワウタをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

9月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

11月23日、中8週で迎えた13戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、ドリームシリーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったシゲルシンジュをアタマ差捉え切れず2着となった。

12月8日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマインナナを半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

5歳（2020年）

1月5日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。