コスモメルベーユ（2003年生、母Dane Ripper）

コスモメルベーユ（2003年8月21日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋傑作（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時6歳）と交配したDane Ripperが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

7歳のとき、ビッグレッドファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ミルファームによって89.25万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

3月19日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は504kg。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったスズノマグマにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

4月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のサクセスガーウィンに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

9月10日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

10月29日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松岡正海騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた6戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/重）に48kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

4歳（2007年）

2月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。