ウェンダヴズクライ（2020年生、母ホットサマーデイ）

ウェンダヴズクライ（2020年2月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「鳩が鳴くとき」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時8歳）と交配したホットサマーデイが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は木村秀則。主な勝ち鞍は2023年の佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木村秀則から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月5日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は404kg。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

9月19日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

11月5日、中6週で迎えた4戦目は、土田真翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

12月28日、中7週で迎えた5戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

3歳（2023年）

2月12日、中6週で迎えた6戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るカーターテソーロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月25日、中1週で迎えた7戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の飯塚オートは「GⅡオーバルチャンピオンカップ」（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた8戦目は、青海大樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のてげうめっちゃが!宮崎の酪農応援賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のうまてなし珍名馬特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で青海大樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオザナリに7馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4月1日、連闘で迎えた10戦目は、3歳戦の鳥待月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオルタードに9馬身の差をつけて制した。

4月30日、中3週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

6月24日、中7週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた12戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

7月1日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラスの長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林勝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林勝太騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月10日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

4歳（2024年）

1月6日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

2023年1月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。