ナチュラルウィン（2003年生、母コリーナデルナ）

ナチュラルウィン（2003年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「自然に勝つ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時10歳）と交配したコリーナデルナが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地26戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

8月7日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。17頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月17日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったジョウテンロマンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

3歳（2006年）

1月15日、中3週で迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続でD.バルジュー騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったブライティアミラに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブルーマタドールに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたニシノフリーダム決め手に屈してハナ差の2着となった。

7月2日、中2週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

11月4日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

12月9日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4歳（2007年）

7月1日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

5歳（2008年）

5月18日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカピターノを上がり4位タイの末脚でハナ差だけ差し切って休養明け初戦をモノにした。

10月12日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。17頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったシルポートにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月22日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた17戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6歳（2009年）

5月24日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい16着に敗れた。

6月13日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

7歳（2010年）

6月12日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦1勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の美利河特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のゆめ半島千葉国体・千葉大会開催記念（中山芝1200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。