オフザロック（2015年生、母オフジオールドブロック）

オフザロック（2015年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「鍵を外せ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時15歳）と交配したオフジオールドブロックが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2019年の名古屋競馬特別(一般C2一二)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

2月25日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

7月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月11日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

9月17日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

11月6日、中6週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた6戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

4歳（2019年）

3月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から33kg絞って迎えた7戦目は、寺島憂人騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊かなスタミナで最後まで止まることなく走り抜いたが、勝ったバトルチャンプに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月1日、中4週で迎えた8戦目は、一般C3七八九（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で寺島憂人騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキープファイターに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月15日、中1週で迎えた9戦目は、馬も元気です!春の八幡平記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺島憂人騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のサクラブチャンに4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

5月28日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2五六七（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で寺島憂人騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で懸命に走り抜いたが、伸びてきたビギンアゲイン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月1日、中4週で迎えた11戦目は、梔子特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で寺島憂人騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

10月8日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、佐賀のお肉を食べよう!賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のコンドルパワーに5馬身の差をつけて1番人気に応えた。

11月4日、中3週で迎えた13戦目は、名古屋競馬特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のメルシーサンサンに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

11月25日、中2週で迎えた14戦目は、彩さい牛賞（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で福原杏騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアティテュードに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月23日、中3週で迎えた15戦目は、サイレントナイト特別（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で福原杏騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2020年）

1月4日、中1週で迎えた16戦目は、末広がり賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で福原杏騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のコスモキリュウに1馬身の差をつけて優勝

4月23日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、フリージア特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で福原杏騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したステラローザに半馬身届かず2着に敗北した。

5月12日、中2週で迎えた18戦目は、フォーマルハウト賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で福原杏騎手（6戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メイショウイッポンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6歳（2021年）

6月26日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた19戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた20戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた21戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、修次さん応援特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた22戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、レイニーウェイにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月28日、中2週で迎えた23戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月2日、中4週で迎えた24戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、秋分特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1 C2（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1 C2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は林謙佑騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。