コーミズアムール（2019年生、母ラッキースプリント）

コーミズアムール（2019年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のベルシャザール（当時11歳）と交配したラッキースプリントが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は小田誠一。2021年のゴールドジュニア(地方重賞)で3着に入った他、2021年のゴールドジュニア(S3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小田誠一から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、二風谷ファームによって286万円で落札された。

米田英世厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2021年）

6月28日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は409kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線に入ると、前で粘るポッドヘイローを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月5日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュスター特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったママママカロニに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月20日、中6週で迎えた3戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、2歳S3のゴールドジュニア（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

11月9日、中6週で迎えた4戦目は、2歳S2のローレル賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月31日、中6週で迎えた5戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

3歳（2022年）

5月11日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の白百合特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた9戦目は、一般B3六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

8月14日、中4週で迎えた10戦目は、鐙坂賞（大井ダート1650m 晴/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

9月19日、中4週で迎えた11戦目は、一般B3五（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた12戦目は、一般B3六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2023年）

1月24日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、道玄坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

2月20日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、狸穴坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた15戦目は、オフト汐留賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（7戦1勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた16戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、けやき坂賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

4月18日、中2週で迎えた17戦目は、新助坂賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた18戦目は、一般B3六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

8月13日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、柿の木坂賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤洋一騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月5日、中2週で迎えた20戦目は、一般B3四（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で安藤洋一騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた21戦目は、バーバラ賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月1日、中3週で迎えた22戦目は、志村坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったルイスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月15日、中1週で迎えた23戦目は、夏目坂賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（10戦1勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた24戦目は、ヒューマン品川賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（11戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた25戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、乃木坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5歳（2024年）

3月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、けやき坂賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は安藤洋一騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた27戦目は、一般B3四（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた28戦目は、一般B3五（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた29戦目は、一般B3五（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤洋一騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月28日、中2週で迎えた30戦目は、団子坂賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（12戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月9日、中1週で迎えた31戦目は、六角坂賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（13戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマインジャランに半馬身届かず2着となった。

7月29日、中2週で迎えた32戦目は、相生坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（14戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた33戦目は、柿の木坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（15戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた34戦目は、牝馬限定戦の貴船坂賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（16戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。