ワイドキング（2010年生、母バイオレントハート）

ワイドキング（2010年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王様」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時9歳）と交配したバイオレントハートが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方24戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2八九。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、幅田昌伸によって1,837.5万円で落札された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

8月11日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は480kg。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

12月9日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、6着に終わった。

3歳（2013年）

2月10日、中8週で迎えた3戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月2日、中2週で迎えた4戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4月29日、中7週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

7月14日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

10月28日、中8週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた11戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の谷津干潟特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

11月14日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた12戦目は、3歳戦の菊花特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた13戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のラドガ賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のシクラメン特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4歳（2014年）

1月10日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2十三（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた16戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四十五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた17戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四（船橋ダート1500m 小雪/重）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

2月21日、連闘で迎えた18戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二十三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったジョーココロに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月20日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた20戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた21戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2十二十三十四（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月30日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2十一十二十三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2八九（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2七八（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月21日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、一般C3一（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3一（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた28戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で本橋孝太騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたビーマイアズサ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月25日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で本橋孝太騎手（8戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

10月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で本橋孝太騎手（9戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

10月31日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた31戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で本橋孝太騎手（10戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサブリナラッシュをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

12月2日、中4週で迎えた32戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で本橋孝太騎手（11戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で本橋孝太騎手（12戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

5歳（2015年）

1月13日、中3週で迎えた34戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で本橋孝太騎手（13戦1勝）。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。