サンアグライア（2011年生、母サンクチュアリ）

サンアグライア（2011年2月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「太陽＋光の女神（古代ギリシャ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時22歳）と交配したサンクチュアリが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）川向高橋育成牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川向高橋育成牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月26日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

3月29日、中8週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、マダムジルウェットにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月17日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7月5日、中6週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のローゼクヴァルツを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月27日、中2週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の栗子特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

8月17日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

10月25日、中9週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた10戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

4歳（2015年）

4月18日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた12戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高田城特別（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の三条特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

7月18日、中7週で迎えた14戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/重）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月18日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では決め手が足りず18着に終わった。