クラクエンキャット（2002年生、母アルゲリッチ）

クラクエンキャット（2002年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のタバスコキャット（当時11歳）と交配したアルゲリッチが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は青藍牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月20日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

12月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

3歳（2005年）

4月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに20kg減らして迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

6月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg戻して迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に沈んだ。

7月24日、中3週で迎えた6戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入った。

8月21日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したユニバーサルピースを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

9月25日、中2週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のエイシンライトゥンに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2006年）

2月18日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は鮫島良太騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

4月1日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（5戦0勝）。17頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた14戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の日田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

8月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

9月26日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた16戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、山手特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた17戦目は、メープル賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた18戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、紅葉特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

12月14日、中5週で迎えた19戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

5歳（2007年）

1月1日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1四五（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で増田充宏騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で増田充宏騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。