ヤマトレディ（2011年生、母グリーンプラネット）

ヤマトレディ（2011年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「大和＋女性。大和撫子」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時19歳）と交配したグリーンプラネットが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方14戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の3歳C2一。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

4月19日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。14着に終わった。

6月23日、中4週で迎えた3戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、パレントゥチェリに半馬身交わされて2着となった。

7月5日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のムスカバードに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の宮古夏まつりレース（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

7月28日、連闘で迎えた6戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、ニューエトワールにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳C1三（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月23日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のパレントゥチェリを半馬身振り切って制した。

8月31日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2八九（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（6戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンウンに約11馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

9月8日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で高松亮騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ワタリデザートに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で高松亮騎手（8戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

4歳（2015年）

1月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた12戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は10戦連続で高松亮騎手（9戦3勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のココロノマドに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

1月11日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で高松亮騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた14戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた15戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた16戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、輝く笑顔スタート（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったヤマニンネレイスに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。