カイザーカフェ（2010年生、母ミラクルプリンセス）

カイザーカフェ（2010年1月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「皇帝（独）＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時15歳）と交配したミラクルプリンセスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方23戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、パカパカファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

6月9日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

10月7日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

3歳（2013年）

2月17日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

6月29日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを16番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

8月17日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた7戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた8戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るラベンダーパースを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月21日、中3週で迎えた11戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったステラコーヴァに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中2週で迎えた12戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4歳（2014年）

1月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のテンエイルビーをアタマ差振り切って2勝目を掴み取った。

2月11日、中2週で迎えた16戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた19戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた20戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた21戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた22戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

6月4日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大原浩司騎手（7戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

6月20日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大原浩司騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた25戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた26戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るナムラタンタンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月28日、中0週で迎えた27戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた28戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた29戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。