キセキ（2007年生、母パールチケット）

キセキ（2007年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「奇跡」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時17歳）と交配したパールチケットが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マツケン農場。戦績は、中央平地23戦1勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月4日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月9日、連闘で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

11月1日、中9週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

12月6日、中4週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3歳（2010年）

1月30日、中5週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月6日、連闘で迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

2月20日、中1週で迎えた11戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

3月7日、中1週で迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したピサライコネンを差し切れず、2馬身差の2着となった。

3月13日、連闘で迎えた13戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

4月17日、中4週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた16戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は田中健騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキセンハボクに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月12日、中3週で迎えた17戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

7月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず12着に敗れた。

7月17日、連闘で迎えた19戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

8月21日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月18日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた21戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

11月24日、中9週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた22戦目は、古太尽特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中健騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4歳（2011年）

2月2日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、初花月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は田中健騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。