サードグラッド（2012年生、母エスワイジュピター）

サードグラッド（2012年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「第３番目の嬉しさ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバゴ（当時11歳）と交配したエスワイジュピターが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道茅部郡森町、生産者は（有）笹川大晃牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害4戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

浜田多実雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

2月28日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

4月18日、中6週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

5月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のハイアーヴォルトを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

6月27日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

12月12日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

4歳（2016年）

1月24日、中5週で迎えた8戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

3月12日、中6週で迎えた9戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた10戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた11戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内雨/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた12戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

7月9日、中3週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。5着を確保した。

7月31日、中2週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田勇亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月12日、中5週で迎えた15戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、白井孝一退職記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。