フルーツオブラヴ（1995年生、母Vallee Secrete）

フルーツオブラヴ（1995年2月15日）は、アメリカ合衆国で生まれた競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハンセル（当時7歳）と交配したVallee Secreteが19歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地2戦0勝、海外21戦5勝。1999年のカナディアン国際(加・G1)で2着に入った他、1999年、2000年とハードウィックステークス(英・G2)を連覇するなどの活躍をした。

経歴

2歳（1997年）

8月3日、J.ウィーバー騎手を鞍上に据えて、7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のPrompt Deliveryに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月15日、鞍上は2戦連続でJ.ウィーバー騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月30日、重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でJ.ウィーバー騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったImpressionist Iから1馬身差の2着に敗北した。

3歳（1998年）

5月14日、D.ホランド騎手を鞍上に迎えて、5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月5日、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、G3のガリニュールステークス（アイルランド・カラ芝2012m）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月19日、3歳G2のキングエドワード7世ステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。鞍上はD.ホランド騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月1日、10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったHappy Valentineから1馬身半差の2着に敗北した。

7月7日、G2のプリンセスオブウェールズステークス（イギリス・ニューマケット (ジュライコース)芝2414m）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のMulticolouredに1馬身1/4の差をつけて重賞ウィナーの称号を手中に収めた。

7月25日、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、G3のメルドステークス（アイルランド・カラ芝2012m）に出走。4頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月30日、G2のドーヴィル大賞（フランス・ドーヴィル芝2500m）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月26日、鞍上はD.ホランド騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月18日、G2のコンセイドゥパリ賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（1戦0勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月13日、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、G2の香港国際ヴァーズ（香港・シャティン芝2400m）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（1999年）

3月28日、K.ファロン騎手を鞍上に迎えて、ドバイターフクラシック（アラブ首長国連邦・ナド・アル・シバ芝2400m）に出走。11頭立ての3番ゲートからスタート。最後は、2着のNedawiをクビ差制して3勝目を奪取した。

6月4日、G.スティーヴンス騎手を鞍上に迎えて、G1のコロネーションカップ（イギリス・エプソム芝2420m）に出走。G1級競走への出走は初となった。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月18日、G2のハードウィックステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のRoyal Anthemに3馬身の差をつけて重賞2勝目をマークした。

7月24日、G1のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月17日、G1のカナディアン国際（カナダ・ウッドバインオールウェザー2414m）に出走。鞍上はK.ファロン騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったThornfieldから1馬身差の2着に敗北した。

11月28日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上はM.ロバーツ騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

5歳（2000年）

6月23日、G2のハードウィックステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のYavana's Paceに1馬身半の差をつけて連覇達成

9月3日、G1のバーデン大賞（ドイツ・バーデン＝バーデン芝2400m）に出走。鞍上はM.ロバーツ騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月4日、G1のブリーダーズカップ・ターフ（アメリカ合衆国・チャーチルダウンズ芝2414m）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（5戦2勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月26日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上はM.ロバーツ騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。