シービードール（1989年生、母シービーグレース）

シービードール（1989年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のスリルシヨー（当時6歳）と交配したシービーグレースが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（株）丸沼千明牧場。戦績は、中央平地18戦2勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

2月9日、デビュー戦は竹原啓二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハヤノブンブンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月29日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹原啓二騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

6月6日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹原啓二騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で竹原啓二騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月1日、中5週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮し、3着に入った。

10月24日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のホッカイサラセンをクビ差振り切って優勝

12月26日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

4歳（1993年）

1月30日、中4週で迎えた11戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹原啓二騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

7月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

7月18日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。