マイネルグリズリー（1997年生、母イブキローマン）

マイネルグリズリー（1997年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のナグルスキー（当時16歳）と交配したイブキローマンが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は水丸牧場。戦績は、中央平地24戦3勝2着1回、地方14戦1勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、水丸牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、中地エージェンシーによって609万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,300万円（13万×100口）で一口馬主が募集された。

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

7月17日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は500kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサイエントロバリーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2000年）

3月11日、約8か月の休養明けで迎えた2戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

3月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したユキノサンロイヤルを差し切れず、1馬身差の2着となった。

4月16日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

6月25日、中9週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の磐越特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の幕張特別（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月1日、中6週で迎えた9戦目は、菊池憲太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4歳（2001年）

1月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

2月25日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で天間昭一騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のニシノインパラーレに2馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

6月10日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で天間昭一騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

7月14日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で天間昭一騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で天間昭一騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

8月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のロードアイランドをハナ差振り切って3勝目を奪取した。

10月27日、中8週で馬体重を前走からさらに22kg減らして迎えた17戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の渡利特別（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

5歳（2002年）

1月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた18戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の青梅特別（東京ダート1600m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石神深一騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた21戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石神深一騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6歳（2003年）

1月26日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く17着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

4月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、賢一郎&滋子結婚30周年記念（上山ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた26戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、芭蕉特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた27戦目は、齊藤孝子（全国旅打ち58場踏破記念）（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のベストライナーに3/4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月3日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞の酒田まつり賞（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた29戦目は、養老の会佐藤副会長、楽園追放記念（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋元耕成騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた30戦目は、洸くん賞（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で秋元耕成騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた31戦目は、笑顔に涙賞（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で秋元耕成騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた32戦目は、Kigen（起源）賞（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で秋元耕成騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた33戦目は、たかともワンダーファーム賞（上山ダート1500m 小雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で秋元耕成騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた34戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、明治大賞典紫紺の誉れ杯（上山ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた35戦目は、ニュー洋蘭賞（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた36戦目は、有限会社吉田技研記念杯（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた37戦目は、ポンコツ野郎Aチーム記念（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた38戦目は、安達光浩レースコーラーカップ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。