スズドレッサー（1987年生、母スズボタン）

経歴

デビュー前

3歳（1990年）

5月13日、デビュー戦は菅野昭夫騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月3日、中2週で迎えた2戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアスワンエルフに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月8日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のホリノチヨクインに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月30日、中2週で迎えた4戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

11月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4歳（1991年）

3月23日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の高尾特別（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の甲斐駒特別（東京芝1400m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシーサイドフジを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目をマークした。

6月29日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦のTUF杯（福島芝1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田村正光騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月3日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で田村正光騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のターキーレッドを半馬身振り切って制した。

9月8日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデG3の京王杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で田村正光騎手（6戦2勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

10月19日、中5週で迎えた15戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のオリンピアロンドに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月9日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

5歳（1992年）

1月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、ハンデ戦の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた18戦目は、テレビ山梨杯（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

3月22日、中4週で迎えた19戦目は、千葉ステークス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に終わった。