ヴィクトリータイム（2010年生、母サンデーシャドウ）

ヴィクトリータイム（2010年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時12歳）と交配したサンデーシャドウが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカステーブル。戦績は、地方23戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年のスパーキングデビュー。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カタオカステーブルから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、古賀慎一によって189万円で落札された。

田島寿一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2012年）

7月28日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は479kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマリノエトワールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月18日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のサウンドホース賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3歳（2013年）

1月17日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦のツインエース特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウワイリスを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って2勝目をつかんだ。

2月21日、中4週で迎えた4戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’13雲取賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の花見月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（3戦2勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はウツミスターローンと並んで2着同着となった。

3月27日、中1週で迎えた6戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のびわ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

4歳（2014年）

4月29日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、門別温泉とねっこの湯特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた11戦目は、ノーザンホースパーク特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

6月30日、中7週で迎えた12戦目は、一般C1五六（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7月25日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（5戦2勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

8月19日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（6戦2勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るクレバーを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って久方ぶりに美酒を浴びた。

9月9日、中2週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた15戦目は、すすき賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（7戦3勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（8戦3勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた17戦目は、川越藩のお蔵米新米収穫記念（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（9戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた18戦目は、流鏑馬特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた19戦目は、スパーキングナイター（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（10戦3勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

12月18日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（11戦3勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

5歳（2015年）

1月3日、中1週で迎えた21戦目は、初詣特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（12戦3勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた22戦目は、D.ホランド騎手を鞍上に迎えて、群雄特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

3月6日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、陽春特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（5戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。