ジョービッグバン（1995年生、母ジョーセイバー）

ジョービッグバン（1995年3月15日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時9歳）と交配したジョーセイバーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、中央平地29戦6勝2着2回。2000年の宝塚記念(G1)で3着に入った他、2000年の金鯱賞(G2)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

坪正直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

7月26日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

8月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた3戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタヤスウェイブを半馬身振り切って初白星を挙げた。

4歳（1999年）

3月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヒシサクセスに2馬身半の差をつけて2勝目を収める

5月2日、中4週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したドラゴンライトにハナ差届かず2着に惜敗した。

5月22日、中2週で迎えた8戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下のタイランドカップ（中京ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は山田和広騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエアウッズに6馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月4日、中1週で迎えた10戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のエイシンガイモンに3馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

9月12日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は山田和広騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

11月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から26kg戻して迎えた12戦目は、ハンデG3の京阪杯（京都芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（7戦3勝）。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入った。

5歳（2000年）

1月5日、中5週で迎えた13戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（8戦3勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のミスズシャルダンに1馬身半の差をつけて2つ目の重賞タイトルをゲットした。

2月6日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（9戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のロードサクセサーをハナ差振り切って3つ目の重賞タイトルを手にした。

4月2日、中7週で迎えた15戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（10戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月27日、中7週で迎えた16戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、G2の金鯱賞（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったメイショウドトウにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月25日、中3週で迎えた17戦目は、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は山田和広騎手（11戦5勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（12戦5勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。

12月24日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（13戦5勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

6歳（2001年）

2月17日、中7週で迎えた20戦目は、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（14戦5勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

4月1日、中5週で迎えた21戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（15戦5勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

10月7日、約6か月半の休養明けで迎えた22戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（16戦5勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

11月17日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田和広騎手（17戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデG3の鳴尾記念（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田和広騎手（18戦5勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

7歳（2002年）

2月3日、中7週で迎えた25戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田和広騎手（19戦5勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた26戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山田和広騎手（20戦5勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

3月31日、中4週で迎えた27戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた28戦目は、都大路ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は山田和広騎手（21戦5勝）。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた29戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、G2の金鯱賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。